コード | 4805 |
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著者 | 林知之 |
出版・制作 | マイルストーンズ |
大きさ | A5判 |
備考 | 320ページ |
価格 | 2,750円(税込) |
名人、変人、天才、奇才……時に様々な呼ばれ方をする真(ホンモノ)の相場師、専業トレーダー等、プロ投資家のホンネと、決して揺らぐことのない成功哲学に迫る渾身のインタビュー集。林輝太郎のラストメッセージ──最初で最後のロングインタビューを収録。
コントロール不能の相場を相手に、彼らは「何を見て、何を学んだ」のか、「何を考え、どう行動した」のか、そして「何にこだわり、何を捨てた」のか――6年に及ぶ長期取材を経て、今だからこそ伝えたいマーケットの真実、相場で稼ぐための掟(オキテ)を解き明かす。
本書は、日本版マーケットの魔術師=『億を稼ぐトレーダーたち』の“集大成”でもある。
『研究部会報』で現在も好評連載中の「相場師インタビュー」に大幅加筆&追加インタビューも掲載。
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本文の一部がWEB上の連載に!
この本の一部が、幻冬舎ゴールドオンラインで連載されています。
※幻冬舎ゴールドオンラインは、『財産を「守る」「増やす」「残す」ための総合情報サイト』を目指すWEBサイトで、企業オーナー・富裕層を主要読者ターゲットとしています。
【第1回】 相場師「林輝太郎」に聞く~相場の世界に入ったきっかけ
【第2回】 相場師が語る「ヤミ屋と学生」二足のわらじで得た経験とは?
【第3回】 相場師が語る「株取引の世界」に引き寄せられた経緯
【第4回】 相場師が語る「小豆相場」で大負けし、一文無しになった思い出
【第6回】 相場師が語る、法が整備されていない時代の「証券業界の喧騒」
【第7回】 相場師が語る、ビジネスの失敗経験と相場一本で生きる決意
-目次-
はじめに
- トレードのメンタルとはなにか?
- あなたのジョーシキが真実だ
- 本書の読み方
- 父・林輝太郎のラストメッセージ
林輝太郎
「正しい自己流を確立せよ!」
無数の個人投資家と学びを共有してきた戦後の60年
- まずは生きること
- 新宿の〝顔〟
- お兄さん、株買いなよ!
- 台所のない家
- 実践者からの教え
- 取れるものなら取ってみやがれ!
- 相場以外は全部ダメ
- 職人の売買、うねり取り
- サヤ取りは相場ではない
- 完全なシステムなんてない
- 相場は科学ではない
- 単純化と練習
〈追記〉
若林栄四
「相場は自ら動いているのです」
半世紀に及ぶ経験をベースに相場の真理に迫るベテラントレーダー
- 相場とは何か
- 相場は日柄である
- 日柄は土日も含める
夕凪(ゆうなぎ)
「利益は分析と研究、そして経験の結果です」
イベント投資で年間40%の利益を稼ぎ出す個人トレーダー
- 需給バランスの崩れが狙い目
- 悪材料の急落は買い
- 相手が誰なのか
- イベントは必ず起こる
金子 稔(ついている仙人)
「チャートは出来のわるいカーナビなんだ」
完全独学で手法を確立した日経225先物トレーダー
- お決まりの道を歩んだ
- そして3人だけになった
- 余命宣告
- 80%はトレンドレス
- 学びの場
- 感情がわかる
- 出来のわるいカーナビ
山田良政
「答えはシステムと裁量の融合です」
精力的にEA開発を続ける元裁量トレーダー
- スタートは昭和のアナログ作業
- 自己の判断で散る
- 手法の確立
- FX、そしてシステムトレード
- ヒトの限界とシステムの限界
- スキャルピングのシステムは損をしない?
- トレンドって何?
- 人間の弱さを補うのがEA
照沼佳夫
「気が小さいから順張りが基本なのです」
独学でゼロから道を切り開いたシステムトレードのパイオニア
- 学生時代に相場の道を目指した
- 下げ相場で退場
- すべての指標は役に立たない
- 気が小さいから順張りなんです
- 不安はあっても迷いはない
秋山知哉
「〝絶対に勝つ〟人たちの都合を考えるのです」
静寂な山あいに居を構える独立トレーダー
- 予備校で覚醒した
- 千数百万円が消えた
- 勝つことを前提にする
- きれいなチャート
- 絶対に勝つ人の都合
髙山 剛
「予測ではなく目の前の事実を見ることです」
五感と金融工学と禅の思想で臨むオプション取引の専門家
- 禅と出会う
- 事実を見る姿勢
- ポジティブ思考の意味
- 値動きってどんなもの?
平田和生
「相場が大好き。だからこそトレードを楽しみたいのです」
ヘッジファンドの最前線を知る経験豊富なトレーダー
- ひょんな就職から輝けるキャリア
- 利食いたいところで買え!
- 相場の面白さと難しさ
新井乃武喜(プロギャンブラーのぶき)
「トビラを開ける前に勝負を決めろ!」
世界のカジノで15年以上勝ち続けてきたプロギャンブラー
- 運だけに左右される状況はイヤだった
- 正しい勉強を経て自分のものをつくり出
- トビラを開ける前に勝負を決めろ!
- 10年続けるシゴト
- 「どうしたいんだ」という自分の答え
- 決め手は「本気度」
インタビューイのプロフィール
林輝太郎(はやし てるたろう)
1926年10月17日生まれ。陸軍士官学校第61期生。法政大学経済学部および文学部卒業。1948年、平和不動産10株を92円50銭で買い、利益をあげたのが初めての相場。1955年、東京穀物商品取引所仲買人・隆昌産業株式会社に入社。1962年、ヤマハ通商株式会社を設立。東京穀物商品取引所の受渡処理委員、資格審査委員および東京穀物商品取引員協会の理事、監事を歴任した後、1972年に林輝太郎投資研究所(現・林投資研究所)を設立。相場における専門は、FAI 投資法、うねり取り(株式)、サヤ取り(商品)。著書多数。
若林栄四(わかばやし えいし)
1966年東京銀行(現・三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部およびニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍するかたわら、日本では株式会社ワカヤバシエフエックスアソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。『人為バブルの終わり』(ビジネス社)、『黄金の相場予測2017』『富の不均衡バブル』(日本実業出版社)、『異次元経済 金利0の世界』(集英社)など著書多数。
夕凪(ゆうなぎ)
電気通信大学卒。1996年に渡米し、アメリカ人技術者と共にインターネットプログラム開発に参加。同時にインターネットを利用した株式投資に目覚める。株式投資の研究成果を発表する場として「ダントツ投資研究所」を2004年に開設。「ダイヤモンドZAi」主催のミニ株バトルにおいて2007〜2008年大会で優勝、個人投資家としての実力を示した。主な著書に『イベント投資でゆったりはじめる“夕凪式”株式システムトレード講座』(技術評論社)、『スタバ株は1月に買え!』(東洋経済新報社)などがある。
金子 稔(かねこ みのる)/ついてる仙人
個人投資家から絶大な支持を得る「相場塾」を主宰。“ついてる仙人の「株式投資」「日経225先物」と「ありがとう」で幸せになるブログ”では、株式と日経225先物の売買記録を随時公表し、値動きの予測やその日の売買のタイミングなどを情報発信して人気が高い。また、独学で築き上げたテクニカル分析とトレード手法は定評がある。主な著書に『株・日経225先物・FX……すべての答えはチャートにある!』『日経225先物ストレスフリーデイトレ勝利の方程式』『日経225先物必勝トレード術』(アールズ出版)などがある。
山田良政(やまだ よしまさ)
株式会社オフィサム(http://offi36.net/)代表取締役。2011年、ひまわり証券で実稼働されたトレードシステムの年間成績ランキングで、1〜6位、8〜10位を独占。2012年には「選択型自動売買サービス・エコトレFX」に数多くのシステムを提供し、利用者数1位、年間成績1位を獲得。2013年には自身が開発したトレードシステム「Aznable++(ドル/円)」が、ミラートレーダー(世界中のEAを集めたプラットフォーム)に導入されている全世界8000以上のトレードシステムの中から、年間最優秀ストラテジー賞を受賞。
照沼佳夫(てるぬま よしお)
1950年、茨城県生まれ、駒澤大学経済学部卒業。大学時代に株式投資を始め、投資一筋で現在に至る。その間、さまざまな投資技法の研究を重ね、数々の運用システムを開発、独自の運用スタイルを確立する。1990年にSPS研究所を設立、その代表となる。日本におけるシステムトレーダーの草分け的存在である。主な著書に『株の短期売買実践ノート』(同友館)、『ペア・トレード/裁定取引で儲ける!』『システム売買 プロのノウハウ』『仕掛け・損切り・利食い プロのノウハウ』(日本実業出版社)などがある。
秋山知哉(あきやま ともや)
1974年生まれ。職業は投資家、相場師。研究医を目指したこともあったが、医大専門予備校時代にトレーダーとして生きていくことを決意。弱冠20歳で独立トレーダーとしての生活を始める。商品先物のトレードで築き上げたオリジナルの売買手法を基に、現在は、FXをメインの投資対象としながら、日経225先物も手掛ける。本文でも紹介している「マーケットでは“ 絶対に勝つ人の都合”で値動きが決まる」「勝つ人の視点でチャートを眺める」という独自のアプローチは、あらゆる投資家にとって示唆に富んでいる。
髙山 剛(たかやま つよし)
1984年、山一證券に入社。1987年に、かつてイギリス四大銀行の一つであったミッドランド銀行に転職。外国為替や銀行間資金市場でディーラー人生を開始。その後、金利トレーディングの債券取引、債券先物取引、金利スワップおよびオプションと、デリバティブ・ディーラーとしてのキャリアを重ねる。国内外の銀行・証券にて20年以上、デリバティブのトレーディングや金融工学を活用したリスク管理業務などに携わってきた実績がある。個人投資家向けに「多くの人には逆さに見えても#INVESTUDY」というブログを執筆中。
平田和生(ひらた かずお)
慶応大学卒業後、勧角証券(現・みずほ証券)に入社。日本とロンドンにて10年間勤務。その実績を買われ、ドレスナーの投資銀行部門にヘッドハントされる。圧倒的な実績で活躍した後、当時、米国三大投資銀行の一つであったメリルリンチ証券に移籍、12年にわたって「トップ・セールストレーダー」として活躍した。3年間のミニリタイアの後、シンガポール三大銀行のUOBアセットマネジメントジャパンの代表取締役社長に就任。国内では、日本投資顧問業協会の副部会長を務めるなど、国内外で幅広いネットワークを構築。
新井乃武喜(あらい のぶき)/プロギャンブラーのぶき
1971年、東京都生まれ。旅を愛するプロギャンブラー。25歳の時、「勝負で勝ちながら、世界を旅する」と決意。以来、カジノで勝ち続けながら、15年間で82カ国、500のカジノをめぐる旅を制覇。年間の勝率自己ベストは9割。震災ボランティアを目的に帰国した後、メディア取材・講演依頼が殺到。テレビ番組やトークイベントへの出演を精力的にこなすかたわら、現在は、書籍の執筆やセミナー講師などの活動にも力を注ぐ。主な著書に『ギャンブルだけで世界6周』(幻冬舎)、『勝率9割の選択』(総合法令出版)などがある。