◇ 個別銘柄の動きが、じわり好転しています。でも、好転のペースは今後もゆっくりのような気がしています。現在の株式市場は銘柄の選別が厳しく、いつの間にか資金が逃げて底割れする銘柄も少なくない状況です。マーケット全体はわるい状況ではないと感じていますが、丁寧なポジション操作が求められる市況ではないでしょうか。
◇ 今月は、注意銘柄(候補銘柄)を5銘柄追加しましたが、買い銘柄は選定しませんでした。「もう買い選定しようか」と感じるものが7銘柄ほどあったのですが、前述したように「市場はゆっくりと好転」との見通しから、見送りました。
◇ 検討した結果、買い選定を見送った7銘柄には、業績の回復が明確なものもあります。でも、「もうひとガマン」と考えたのです。あるいは、昨日(2月7日)の業績発表でしっかりと上方修正した銘柄もあり、当然のように、「週明けから高くて安値保合を上抜けするかも。選んでしまおう」という意見も出たのですが、「兆し陽線が出たら、それを見て評価しようか」とガマンしました。どうなるでしょうか。
※月末に配信する『林投資研究所レポート』会員向けの「速報レポート」では、上記の「もう買い選定しようか」銘柄の情報をお届けします。
◇今月の銘柄異動
倍化達成確認 0銘柄
新規買い選定 0銘柄
新規注意銘柄 5銘柄
※今後の展望を含めた詳細は、今月末に発行する『林投資研究所レポート』2月号に掲載します。
- 『林投資研究所レポート』会員には、新規買い銘柄の速報(解説)を、月末ごろにメール配信します。
- 『研究部会報』および『林投資研究所レポート』には、FAIクラブ例会での議論などを紹介しています。実践者の声を、有効活用してください。
- FAI投資法の補足資料として、「小動き・長大陽線・連続陽線」リストを掲載しています。
2025年2月8日 林 知之