◇ 低位株全体は、株価指数と比べてまだまだ動きがありませんが、動意づく銘柄が着実に増えています。選定銘柄がストップ高を交えて上昇する画面もあります。
◇ 買い銘柄で急騰した住石HD(1514)が話題になりました。2022年2月に139円で買い選定したので、直近の高値で計算すると40倍に達したのです。現実には、上昇の一部分を取るだけなので、「40倍」などと数字を示すのはずるいのですが、選定した銘柄が大化けしたことは誇りに感じますし、低位株の優位性と魅力を再認識することができました。
◇ 目先は、株価指数や、株価指数上昇を支えてきた値がさ銘柄などが下落トレンドに移るかもしれませんが、FAIの選定銘柄など、これまで動きのなかった銘柄に物色の流れがくる可能性があります。少なくとも、直近の値動き傾向は、そういった変化を示唆しています。もちろん、期待どおりならば攻めていく、期待どおりでないなら引く、といったポジション操作の対応が大前提です。
◇ 今月の例会では、直近の倍化達成(買い選定から2倍)が1銘柄あることを確認したほか、3銘柄を新規の注意銘柄に選定しました。安値圏で兆しのような長い陽線が立った銘柄があり、先月から眺めていますが、状況を見守ることにして買い選定しませんでした。
※新規の買い銘柄については、『林投資研究所レポート』会員向けに「速報レポート」をお届けします。
(今月はなかったので、候補として議論した銘柄を紹介、解説する予定です)
◇今月の銘柄異動
倍化達成確認 1銘柄
新規買い選定 0銘柄
新規注意銘柄 3銘柄
※今後の展望を含めた詳細は、今月末に発行する『研究部会報』3月号に掲載します。
- 『林投資研究所レポート』会員には、新規買い銘柄の速報(解説)を、月末ごろにメール配信します。
- 『研究部会報』および『林投資研究所レポート』には、FAIクラブ例会での議論などを紹介しています。実践者の声を、有効活用してください。
- FAI投資法の補足資料として、「小動き・長大陽線・連続陽線」リストを掲載しています。
2024年3月9日 林 知之