◇ 売買のタイミングを計りにくい相場ですが、底堅い展開がつづいています。出遅れの物色は一部にとどまり、安易に循環物色を期待してはいけないようですが、大きく伸びる銘柄は少なくありません。
中段にいて、さらに上伸しそうな銘柄を狙うか地味に出遅れを仕込むか、迷うかもしれませんが、FAIの原則に従えば、どちらも意識して分散させながら必要に応じて乗り換えていく、というところでしょうか。
◇ 東証の方針についても話題となりました。PBR1.0未満の企業へ働きかけているだけでなく、取引所が全体の成長を意識している点は評価できます。立場上、どこまでの影響があるのかという疑問もあるでしょうが、政治や行政もからんで株価上昇の原動力となり得るはずです。
◇ 今日の例会では、上昇してしまった注意銘柄を7銘柄除外しました。それだけ市場環境が好転しているわけですが、私たちの基準に合わないものをムリに選ぶことなく、今後も今までどおりに慎重な選定を心がけていきます。
◇ また、新規の買い選定は1銘柄、新規の注意選定は3銘柄でした。
『研究部会報』9月号で詳しくお知らせします。
※『林投資研究所レポート』会員には、月内に「速報レポート」をお届けします。
◇今月の銘柄異動
倍化達成確認 0銘柄
新規買い選定 1銘柄
新規注意銘柄 3銘柄
注意銘柄から除外 7銘柄
買い銘柄から除外 1銘柄(まもなく株式併合予定)
※今後の展望を含めた詳細は、今月末に発行する『林投資研究所レポート』8月号に掲載します。
- 『林投資研究所レポート』会員には、新規買い銘柄の速報(解説)を、月末ごろにメール配信します。
- 『研究部会報』および『林投資研究所レポート』には、FAIクラブ例会での議論などを紹介しています。実践者の声を、有効活用してください。
- FAI投資法の補足資料として、「小動き・長大陽線・連続陽線」リストを掲載しています。
2023年9月9日 林 知之