◇ 株価指数が伸びるなか、個別銘柄の動きは不思議なほどさえません。低位株にも上伸した銘柄がありますが、多くは5月に長めの陰線をつけています。株価指数と個別銘柄の動きは別ものですが、例がないほど強いゆがみがあるように感じます。
◇ 私個人の売買は現在、ポジションなしです。そろそろ試し玉を建て、まずは7月にかけて少しポジションをつくってみようと思っています。メンバーの売買動向も、潮目の変化に合わせたポジション調整で現金ポジション増加、という傾向がありました。
◇ 株価指数の伸びを「ゆがみ」と述べましたが、私たちが予測していた市場環境の好転を示しているのかもしれません。しかし、個別銘柄の動きはバラバラで、判断が難しい状況がつづきそうな気配です。十分に余裕をもって臨んでください。
◇ 今月は、1銘柄を「買い銘柄」に選定しました。
ほかにも候補はあったのですが、「もう少し待とう」という声があったので見送りました。買い選定した銘柄は、以前にもウォッチしていたのですが、買い選定のタイミングを逃してしまいました。「やっと選ぶことができた」と感じましたが、選んでおわりではなく「売買して儲ける」ことが狙いです。
『林投資研究所レポート』および『研究部会報』で詳しくお知らせします。
◇今月の銘柄異動
倍化達成確認 0銘柄
新規買い選定 1銘柄
新規注意銘柄 3銘柄
注意銘柄から除外 0銘柄
※今後の展望を含めた詳細は、今月末に発行する『林投資研究所レポート』6月号に掲載します。
- 『林投資研究所レポート』会員には、新規買い銘柄の速報(解説)を、月末ごろにメール配信します。
- 『研究部会報』および『林投資研究所レポート』には、FAIクラブ例会での議論などを紹介しています。実践者の声を、有効活用してください。
- FAI投資法の補足資料として、「小動き・長大陽線・連続陽線」リストを掲載しています。
2023年6月10日 林 知之