◇9月末にかけて株価指数が大きく下落した背景には、アメリカの金利上昇に便乗したヘッジファンドの売り攻勢があったと思われます。世界経済のファンダメンタルに大きな不安はないと認識します。日本は特に、これから企業収益の向上が見込まれるなど、マーケットの環境は好転傾向がつづくと期待できます。企業の自社株買いも積極的なようです。
◇ただ、直近の相場は極めて読みにくく、銘柄を厳選したり、資金稼働率を抑えるなど、おとなしい対応を継続すべき状況と考えます。目先の業績動向にも過敏で、内容がいまひとつの銘柄はかんたんに売りを浴びて弱含みです。選定銘柄のなかにも弱々しい推移をみせるものがあるので、売買は慎重に進めてください。
◇一方で、指数の下落に関係なく底値固めをつづける銘柄や、しっかり上昇する銘柄もあります。
◇そんな状況下、安値圏から動きはじめた感があり、押し目を待っていた注意銘柄を1つ、買い銘柄に選定しました。
※『林投資研究所レポート』2022年10月号に掲載します。
また、『林投資研究所レポート』会員には、10月の最終週、【速報】メールで解説を配信します。
◇今月の銘柄異動
倍化達成確認 0銘柄
新規買い選定 1銘柄
新規注意銘柄 1銘柄
◇今後の展望を含めた詳細は、今月末に発行する『林投資研究所レポート』2022年10月号に掲載します。
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2022年10月8日 林 知之