コード | 4804 |
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著者 | 林知之 |
出版・制作 | マイルストーンズ |
大きさ | A5判 |
備考 | 256ページ |
価格 | 2,420円(税込) |
今日読んで明日から儲けたい……そんなムチャな要求に迎合することなく、トレードで真に大切な事柄をプロ同士が語るさまを文章にした。ほんとうに相場で生計を立てている人のホンネ、表舞台にあまり顔を出さないスゴ腕ディーラーたちの相場哲学を凝縮した「珠玉」のインタビュー集。読むうちに、相場で生き抜くための知恵と戦術が浮かび上がる。
発行から6年、好評を得て売れ続けている『億を稼ぐトレーダーたち』の続編。
『研究部会報』で現在も好評連載中の「相場師インタビュー」に大幅加筆&追加インタビューも掲載。
この本の内容を「チラ読」できます
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本文の一部がWEB上の連載に!
[連載]知恵と戦術で「億」を稼ぐ! 凄腕ディーラーに学ぶ株式投資術
この本の一部が、幻冬舎ゴールドオンラインで連載されています。
※幻冬舎ゴールドオンラインは、『財産を「守る」「増やす」「残す」ための総合情報サイト』を目指すWEBサイトで、企業オーナー・富裕層を主要読者ターゲットとしています。
【第1回】凄腕のトレーダーに聞く「株式投資を始めたきっかけ」とは?
【第2回】 凄腕の株式トレーダーが「キャリア初期で勝てた要因」とは?
【第3回】 凄腕トレーダーが語る、「師匠」「仲間」「ライバル」との関係
【第4回】 証券トレーダーが「ファンドマネージャー」に転身できた理由
【第5回】 凄腕トレーダーが語る「定点観測」「予習復習」の重要性
【第6回】 凄腕トレーダーが語る「ディーラー時代」のトレード方法
【第7回】 凄腕トレーダーが語る、為替ディーラーの「勝負の日々」の実態
【第8回】 シティ、スタチャン…凄腕為替トレーダーが渡り歩いた金融機関
【第9回】 凄腕トレーダーが優良銘柄より「新興市場」に注目する理由
-目次-
はじめに
- 良書を見極めるポイント
- インタビューイたちの声
- なぜ「3・11」か?
坂本慎太郎
「〝ちがい〟に目を向けるのが株式投資です」
ファンドマネージャー、証券ディーラー、個人投資家、3つの窓から市場を観察する独立トレーダー兼コーチ
- 満を持して学生デビュー
- パチンコ理論
- 師匠、仲間、ライバル
- 損と益のバランス
- 相場は〝ちがい〟を見つけるゲーム
田代 岳
「相場は対応力。でも数字を追うだけではありません」
英系、米系のメガバンクで20年以上、為替ディーラーとして相場を張った、経験豊かなマルチプレーヤー
- やり方は勝手に盗め
- 野蛮な世界ではなくなった
- 世界の中心はロンドン
- ブルーチップはカラ売り
- 勝つための柔軟性と対応力
- 株価は単なる数字ではない
高橋良彰 【特別インタビュー】3・11とマーケット
「不安の中、いつも通りに仕事をしました」
エイ・ティ・トレーダーズ 代表兼トレーダー
- 帰宅が最優先課題
- 腹五分目
村田美夏
「トレードすることで人とつながりたい」
知性の奥に野生が光る行動派の女性トレーダー
- 長銀の破綻
- トレーダーとしてデビュー
- トレードを続ける理由
沼田 武
「予測を行動につなげる純真さを求めています」
相場を極めるために日夜、超ド級の研究に没頭する独立トレーダー
- 満玉張って倍々ゲーム
- 「東京時間足」で世界を見通す
- 究極の状態とは
上島浩司 【特別インタビュー】3・11とマーケット
「〝災害=売り〟ではない」
プロトレーダー
- スクリーンを押さえながら新規売り
- 帰宅難民に
- ミスプライスの嵐
- 機械のトレードで流動性が確保された
田畑昇人
「ヒット量産のやさしいトレードが理想です」
持ち前の頭脳を素直に駆使する若手トレーダー
- 金融取引が手に届く範囲にあった
- 9カ月で資金を20倍にした
- パターンを想定する
- デイトレードの管理術
本河裕二
「私は張りません。乗るだけです」
荒れれば荒れるほど稼ぐ野性のトレーダー
- 反射神経の勝負
- 乗る、張る、切り取る
- ストックは枯渇する
黒木弘明 【特別インタビュー】3・11とマーケット
「平時に戻るのを待ちました」
証券ディーラー
- 仕事は酔っ払いの相手
- スタイルを変えなかった
- リスクとリターンは等しい
- 有事と平時
盛田聖一
「行動には理由が必要なんです」
市場のすき間をとことん探る個人トレーダー
- 最初は「儲かる数式」を探した
- 営業マンは問題解決してはいけない?
- 株価を左右する〝何か〟
- 何も勉強しない人が多い
- オトナの事情
本間忠司
「経済を知れば株式市場の動きが読めます」
機能する〝材料張り〟で利益を出す証券ディーラー
- 嗅覚
- 変化への対応力
- 適正な肌感覚
- ゼロ番手で動きに乗る材料張り
編集後記に代えて 巻末対談(田代 岳・坂本慎太郎・林 知之)
あなたは、どれだけ儲けたいの?
【イタヨミ流】勝ち続ける投資家の資質
- 脱イナゴ!
- ブレーキの踏み方を考えよう
- 転び方の練習だよ
インタビューイのプロフィール
坂本慎太郎(さかもと しんたろう)/Bコミ
こころトレード研究所所長。大学卒業後、メーカー勤務を経て、日系の証券会社でディーラーとして活躍。その後、かんぽ生命に転職し、株式、債券のファンドマネジャー、株式のストラテジストを経験。2015年、中級者向けのトレード指導を行う、こころトレード研究所を、2016年に「株のデイトレード・スイングトレード通信スクール」を運営する株式会社イタヨミを設立。株式以外にも、債券、不動産、太陽光発電所等、さまざまな投資を行う。主な著書・出演に『朝9時10分までにしっかり儲ける板読み投資術』(東洋経済新報社)、DVD『しっかり儲ける板読み投資術』(パンローリング)がある。
田代 岳(たしろ がく)/YEN蔵
米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で合計20年以上にわたって為替ディーラーとして活躍したあと、投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCEを設立。“YEN蔵”の名で親しまれ、セミナーや講演等を精力的にこなすかたわら、ブログ「YEN蔵のFX投資術」、メルマガ「YEN蔵の市場便り」は、個人投資家にも人気を博している。ドル、ユーロなどのメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨のディーリングについても造詣が深い。2016年、坂本慎太郎氏とともに株式会社イタヨミを設立し、現在は同社の代表取締役会長を務める。
高橋良彰(たかはし よしあき)
現在は個人トレーダーとしてのんびり生活しているが、プロップファームのエイ・ティ・トレーダーズ代表取締役だった時代は、自らもトレードを行うプレーイングマネージャーとして、的を絞る手堅いトレードで記録的な利益を積み上げた実績をもつ。
村田美夏(むらた みか)/ウルフ村田
1993年、東京大学経済学部をトップで卒業後、日本長期信用銀行に入行。本店で国際与信を担当した後、法人営業やマーケットを担当。銀行に7年勤務後、金融トレーダー兼エンジェル投資家として、海外や日本の複数の企業支援を10年間行う。2010年にサクセスワイズを設立して代表取締役に就任。農業・飲食・健康に関連する事業者の販促PRサイト「健康安心なび」などを運営するかたわら、講演の依頼を多数こなしている。主な著書・出演に『億を稼ぐ東大卒トレーダーが教えるおひとりさまの「肉食」投資術』(ビジネス社)、DVD『株で年2億円稼ぐ東大卒トレーダー』(パンローリング)がある。
沼田 武(ぬまた たけし)/アンディ
専業トレーダー。自身が運営するブログ「アンディのFXブログ」で、日々のFXトレードに関する売買手法について執筆。東京時間で一目均衡表や”もぐら叩き”と名付けた手法で多くの投資家を魅了する。営業マン時代、日本で1番と2番の仕手筋(投資家)から大口注文を受けるなど、その確かな投資眼には定評がある。メディア取材も多く、「週刊SPA!」「YenSPA」(扶桑社)、「ダイヤモンドZAi」などでも紹介された。主な著書・出演に『17時からはじめる東京時間半値トレード』、DVD『アンディのもぐらトレード正しい根拠に基づく罫線売買術』(いずれも、パンローリング)がある。
上島浩司(うえしま こうじ)
仮名。約30年間の経験をもつ証券ディーラー。アウトドア派のようでインドア好き、浪花節を好みつつ早稲田大卒の相当な理論派。そんなバランスが周囲を魅了する。実際、1991年にデリバティブの部署に配属された中で唯一、業界に残っている。
田畑昇人(たばた しょうと)
高校3年生時に模擬試験にて偏差値34をとるも、猛勉強してわずか2カ月で偏差値を70まで上げた。しかし、志望の東京大学には受からなかったため、壮絶な学歴コンプレックスを抱える。大学院で晴れて東京大学に入ったものの、学歴コンプレックスゆえに「周りの東大生には絶対に負けたくない」と思いながら生活。大学3年生でトレードを始め、50万円を9カ月で1,000万円にまで増やした。学費を支払いながらFXで生計を立て、現在は、日本人の金融リテラシー向上を目指し、金融教育のパーソナルファイナンス講師としても活動している。主な著書に『東大院生が考えたスマートフォンFX』(扶桑社)がある。
本河裕二(ほんかわ ゆうじ)
証券ディーラー。蟹座のO型。メールが得意で内向的だが、100kmマラソン10回完走の実績をもつスポーツ派。1990年に日本大学数学科を卒業して証券界に入る。のべ7社で24年間、先物およびオプションのディーラーを務め、累計30億円の利益を上げた。デイトレード中心で、1日の最大損失は500万円、1日の最大利益は6,110万円。月間最大利益が1億円なのに月間の最大損失は800万円と、リスクマネジメントに優れているのが大きな特徴。ファンドの立ち上げに携わったこともあり、プレーヤー同士のつながりを大切にすることから、業界人が交流する場「マーケットフォーラム」の創設にも深くかかわった。
黒木弘明(くろき ひろあき)
仮名。証券ディーラー。大きな一発ホームランを狙わず、着実にヒットを重ねるタイプ。それこそがプロの思考。3.11後の混乱では、冷静に様子見に徹し、個人投資家がそのまま見習うべき姿勢を見出せる。
盛田聖一(もりた せいいち)/バルバロス
仮名。個人トレーダー。イベント投資を好み、常に大きな課題に取り組む、おそろしいほどの研究家。証券会社では営業、バックオフィスと異なる業務を経験したが、どんな環境にいても、価格形成の背景や人間心理を研究する独自の視点をもつ。
本間忠司(ほんま ただし)
仮名。証券ディーラー。外部の情報に頼らない絶対的な世界観をもち、酒席での相場談義をとことん嫌う。小学校5年生で株式投資デビューいらい培ってきた経済の知識を武器に売買し、ニュースを聞いた一番手が行動した時点で利が乗っている。
株式会社イタヨミ
2016年設立。「投資家目線の投資家教育」を企業理念に、坂本慎太郎(代表取締役社長)と田代岳(代表取締役会長)が起業に参画。パンローリング社で「株のデイトレ・スイングトレード通信スクール」を運営するなど、精力的に投資家教育に取り組んでいる。