コード | 3011 |
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著者 | 林輝太郎 |
出版・制作 | 同友館 |
大きさ | 四六判上製 |
備考 | 337ページ |
価格 | 5,339円(税込) |
酒田罫線法は「相場の見方」ではなく「売買のやり方」を示している。本間宗久の創始といわれているがそれは誤りで、後世の偽作・加筆だろうが、逆張りの売買を基本とし乗せを排し、実践的な売買法である。そういう見方をもとに、月刊誌に5年間にわたって連載したもの。
-目次−
はじめに
第1章 酒田罫線法の概要
- 酒田と本間宗久
- 酒田罫線法の特色
- 酒田罫線法の概要
- 売買法の基本
第2章 酒田新値のとり方
- 数え方
- 酒田新値の統計
第3章 線と線組みの定石
- 日足の内容
- 日足の解釈
- 値動きの持続性
- 線組みとは
- 線組みの発展
- 線組みと型
第4章 買い線の型
- 型の発生
- 3つの代表例
- 矛盾の発見
- 伝統の肯定
- 自己の反省
- 順張りと逆張り
- 大底の型
- 放れ
- 押し目の買い線と底の買い線
- 押し目の特徴
- 上げ途上の押し
- 下詰まりと逆変
第5章 売り線の型
- 押し目の買い線とのちがい
- 陰線の天井
- タスキに似た天井
- 買い上げた天井
- ヒゲの天井
- 戻り天井の特徴
- 三手と五手
- 化け線
- 不発と化け
- 崩れ
- 薄商内の型
- 鮎と鯉
第6章 酒田の売買法
- 流布本の誤り
- 技法を重視
- 新値の高い確率
- 短期的売買
- 酒田新値の2つの面
- 押し目買い
- 順行
- 底入れ前夜
- 底入れ
- 5本戻し3本押し
- 酒田は目先から
- 新値5本が重要
- 13本以下のくりかえし
- 建て玉の法立て
- 足取り3世の図
- 仕掛けから手仕舞い
- 売買の記録
- 売買譜
- 芽出しの玉
- 一体のポジション
- 本玉は逆張り
- 手仕舞い
- 売りは早く
- 有効値幅
- ツナギの意味
- ツナギ玉の運用
- ツナギ玉の目的
第7章 強弱と先見性
- 強弱観
- 酒田の特徴をつかめ
- 受け入れの前提
- 先物の先行性
- 崩れの前には
- 強い動き、弱い動き
- 先物の崩れ
- 先売り
- 先物の伸び
- 崩れの前兆
- 強張りが強気の場合
- 天井直前の先物
- 天井の典型
- 先見と確認
第8章 酒田罫線法研究
- 研究の方法
- 本間古作
- 用語の比較
- 研究と練習
- 空論を排せ
- 再び酒田新値の統計
- 卓上の空論を排す
- 誤解と称賛と
- 地道な進歩を
あとがき